2011海外研修 of kyoshijuku.net(old)

2011.11.3-4  
朝ホテルを出発し、そのまま空港へ移動。
UA-837の飛行機で12:24空路成田空港へ。日付変更線を超えるので、11時間16分の飛行ですが、機中泊となり、日本到着は11月4日の午後3時40分の予定でしたが、3分ほど早く到着しました。
UA-837便UA-837便
2011.11.2  
研修成果のまとめ
市内見学:ゴールデンゲートブリッジ・アルカトラズ島周遊クルーズ、ケーブルカー乗車、中華街で昼食をとり、解散。解散後、一人で西海岸まで歩いて往復する。
行きはゴールデンゲートパーク内を通ったので思った以上に距離が長くなった。帰りはバスに乗ろうかと思ったが、Fulton通りのまっすぐな道だったのでそのままあるって戻った。
結構疲れたので、夕食と朝食はホテルに戻る前に購入して、そのまま外出せずに済ませる。
明日はいよいよ、帰国の途につきます。
ゴールデンゲートブリッジを船から撮影ゴールデンゲートブリッジを船から撮影アルカトラズ島アルカトラズ島ケーブルカーは、人が手動で回すんですねケーブルカーは、人が手動で回すんですね西海岸から太平洋を臨む西海岸から太平洋を臨む
2011.11.01  
学校訪問(高等学校・小学校の2校)
午前:Lowell High School訪問
午前中訪問したLowell High Schoolは、この地区でも入るのが大変難しい公立の進学校という。GPAのランキングは全米で3位という。定員は2800人で各学年700名の定員という。校内の案内は、日本語クラスの生徒たちが案内してくれたので、生徒の目線で授業などを紹介してくれた。カウンセリングを受けられる、保健室のような施設も見学できたが、きちんとノートをとると授業は欠席にならないという。食事は授業中なども問わず、いつ食べても良いと行っていたが、厳しい先生の場合は授業中飲食はできない。上級生になると車の免許をもっているので、車で通学するという。
午後のFranklin Elementary Schoolは、日本人の保護者がボランティアで来てくれており、校内のスタッフの食堂で会食しながら職員も入り、保護者の通訳で質問等を行った。その後、保護者と一緒に学校を見学する。学校はスクールバスはないので、保護者が送迎するという。自転車は12歳まで通学してはいけないという。自転車で通学する場合は保護者が付き添う必要がある。授業では、低学年において読み聞かせを重点的に行っていたのがとても印象的だった。生徒が自主的に読むような場合も、段階別に本が分類してあり、それに沿って各自が好きな本を選んで読んでいた。宿題は1週間に一度まとめて出され、まとめて出すという。見学中、年配の先生をあまり見かけなかったが、3年生のクラスの女性の先生はとても個々の生徒に寄り添った指導をしていた。授業の片付けの場面を見学したが、カントリー調の音楽を流しながら、生徒は自主的に動き、片付けた生徒から順に集まってきて、全員そろったら、音楽に合わせて振り付けをしながら踊っていた。また、授業はローテーションで行っているようで、生徒の名前の書かれた洗濯ばさみのようなクリップを、ローテーションしているようだった。保護者からも大変評判が良いとのことだった。
学校見学を終えて、アメリカの教育は良い意味でも悪い意味でもとても「ドライ」で画一的な授業なのかと思っていたが、とても生徒一人ひとりに寄り添った授業が行われていた。
Ishibashi校長による学校のポリシーの説明Ishibashi校長による学校のポリシーの説明体育の授業体育の授業Franklin小学校へのお礼Franklin小学校へのお礼校舎の様子校舎の様子
2011.10.31  
午前中訪問したカリフォルニア州教育局では、副教育長が挨拶の後、担当者からカリフォルニア州の教育について説明があった。
こちらの質問事項の関係から、アカウンタビリティとデータ・レポート処理を担当するペリー氏、プレゼンテーションを担当するシン氏などが説明を行った。副教育長の他は、全員女性で、学区担当者や日系2世の職員など5名程度で対応していただいた。
NCLB法で規定されているAYPの教科は国語と数学であるが、カリフォルニア州ではすべての教科に対応したAPIを導入しているという。また、カリフォルニア州では、Safe Harborという単にアチーブメントテストのような断面的な測定でなく成長率がどれくらいかという判断も目標値に入れながら判断しているというのが少々おもしろいと感じた。また、PI(Program Inprovement for Local Educational Agencies and School)の資料などもいただき、5年計画で取り組むという。
教師へのインセンティブに関する話では、日本でも教員評価と報酬についてリンクする方向との言説もあるが、お金だけではなく教員が内面的な欲求がとても大切だという認識を行政官がもっているということはとても印象的であった。アメリカでは金銭的な報酬はそれほど高くはないが、大変な生徒が多い学校ではより質の高い先生が必要ではないかという説明もあった。また、外部評価に関して、外部者は内部の者が見落としていることを指摘できるかもしれないが、指摘される側が理解できないことも多いので、教師自身が言われる以前に学校のレベルを向上する努力をする必要があるのでは無いかとのことだった。
午後のWASCは、教師経験のある在職20年のベテラン、ウィンディ氏が説明をしてくれた。認証機関なので、ここで認証まですべて実施するものと思っていたが、認証すべきかどうかのレポートは書くが、実際の決定をするのはボランティアによる委員会(ステーク・ホルダーがボランティアで委員を務める)が決定するという。ただし、承認するかどうかの決定は委員会がするというが、認証した方が良いとかしない方が良いとかのアドバイスはするという。ここでも、学校が改善するという点にすごく重点を置いており、自分たちなりのポリシーでしっかりと認証していることがわかった。
教育省入口の看板教育省入口の看板担当者によるプレゼンテーション担当者によるプレゼンテーション団長によるお礼団長によるお礼サンフランシスコの町並み(車窓から)サンフランシスコの町並み(車窓から)
2011.10.30  
日曜日ということで、見学先も休日です。
オプショナル・ツアーでナパ・バレーのワイナリー見学を行ってきました。カリフォルニは乾期にはほとんど雨が降らないということで、ため池のように水のたまっている所もありましたが、あたりは乾燥していました。農作物を栽培するための水は、シェラネバダ山脈の雪解け水が使われるそうです。あまり雨の降らない地域なので、灌漑水さえあればよく成長するのも無理ありません。
一番左の写真はナパ・バレーの道路沿いのブドウ畑の様子です。一面ブドウ畑です。最近のワイン人気により、かなり増えているといいます。
左から2番目の写真は、ブドウの木の仕立て方の違いを観察しているところです。日本では、棚を作って仕立てますが、アメリカでは人の背丈ほどの高さになるように仕立てます。管理がしやすくなるのが特徴です。また、畝間の管理も簡単かもしれません。
本日のワイナリーはロベルト・モンダビ・ワイナリーに行きましたが、モンダビ(故人)の娘さんが場内を案内してくれました。写真左から3番目は、収穫したワインを発酵させる大きな樽で、発酵温度を制御できるようにコンピュータ管理されています。ワイン人気により、改修されたばかりのとてもきれいなワイナリーでした。
オプショナル・ツアーが終了後、ホテルに戻ってから、宿泊しているホリデー・イン・サクラメントのすぐ近くにあるオールドサクラメントを見学しました。その一帯が昔のサクラメントを再現しており、中には馬車などもありました。昔の汽船が停泊していたり、古い電車(写真右)が止まっていたり、何となく昔ながらの古いアメリカの町並みを体験することができました。ショッピングモールからも歩いて行けるので、日曜日に買い物ついでに来ている人も多い感じでした。また、明日の夜はハロウィーンなので、そのようなコスチュームで歩いている人もかなりいました。
ナパ・バレーのぶどう園ナパ・バレーのぶどう園ブドウの仕立て方の違いブドウの仕立て方の違いワイン醸造用の樽ワイン醸造用の樽オールド・サクラメントオールド・サクラメント
2011.10.29  
文化施設見学の後、サクラメントへ移動
あいにくの雨のため、はじめにホワイトハウスを見学し、その後スミソニアン博物館群を見学する。
ホワイトハウスは、26日にオバマ大統領がヘリコプターでちょうどホワイトハウスへ戻るところのため、見学スペースが閉鎖されていたので2回目の挑戦。あいにくの雨でしたが、何とか見ることができました。
博物館見学は、はじめに自然史博物館、その後現代美術館の見学のなかで昼食を済ませる。その後宇宙航空博物館へ移動する。いずれも限られた時間のために、十分な見学ができませんでした。仕方がないので、3カ所のガイドブックを買い込みました。
ダレス空港へ移動。国内線のチェックは非常に厳しく、靴を脱いでX線を通すなど国際線以上に厳しいチャック体制に少々驚きました。
ホワイトハウスホワイトハウス自然史博物館自然史博物館ライト兄弟の飛行機ライト兄弟の飛行機雪のダレス空港と搭乗するUA-504雪のダレス空港と搭乗するUA-504
2011.10.28  
午前中訪問したEarle B.Wood Middle School(写真上段左から1番目)は、午後訪問するMontgomery County Public Schoolのうちの一つの中学校で、生徒数910名(白人39%、黒人17%、ヒスパニック31%、アジア系11%、他2%)が在籍している。午後訪問した学校区の中でも成績等が中間に位置する学校である。
ドーソン校長(写真上段左から2番目)は女性で、職員を強いリーダーシップで指導しているという印象であった。教員研修(staff deveropment)では、「思春期の子供たちであることを理解し、規範には厳しく、学習は協調的に指導する」という3つを重視していると話していた。
概略を説明の後、コンピュータや科学・代数・スペイン語・地理等の授業を見学する。電子黒板やレスポンスシステムを導入した授業が多いという印象をもった。写真上段左から3番目は代数の授業で同システムを使っていた。写真上段左から4番目は、科学の授業でハロウィーンが近いということもあり、先生もコスチュームを着て授業をしていた。授業と授業の休み時間は4分間しか無いが、生徒はノートを持って教室を移動するだけなので、トイレに行っても十分間に合うという。昼食は学年ごとに30分設定してあり3つの学年が交代でお昼をとっている。1時間目の授業は1時間ですが、それ以外は48分です。通常の授業では2時40分に授業は終了します。
午後訪問したMontgomery County Public Schoolは、200校の学校があり、それらの学校を6人のCommunity Superintendentで管理していそうです。今回は、その中の一人、Simada氏(写真下段左から1番目)に対応していただきました。島田氏は、日系3世で祖父母の出身地の紹介などもありました。写真下段左から1番目の左のタレント氏からもSeven keys to College Readinessなどについて説明がありました。
写真下段左から2番目の写真は、午前中見学したEarle B.Wood Middle Schoolで特別支援教育を担当する教頭ジュリーさんが室内の掲示物を紹介しているところです。
写真下段左から3番目の写真は、各学校には監視カメラが設置されており、モニタールームから確認することができるとのことでした。ひとたび何かあれば、各学校の校舎の図面を警察等教育送れるようになっているそうです。
学校の玄関学校の玄関ドーソン校長(右)ドーソン校長(右)代数の授業代数の授業科学の授業科学の授業
Shimada Community Superintendent (中央女性)Shimada Community Superintendent (中央女性)B.Wood Middle School副校長B.Wood Middle School副校長監視カメラのモニタールーム監視カメラのモニタールーム
2011.10.27  
午前中訪問した国立水準・技術研究所は、MB賞を認証している団体であり、ハーツ氏(写真左)からボルドリッジ賞の評価基準やその改善に向けた考え方を中心講義いただいた。その後、教育委員会の経験のあるルーカス氏(写真中)からマルコム・ボルドリッジ賞の教育部門について講義をいただいた。
午後の全米中等校長会は全米でおよそ25000人の中等教育校長が加入している任意団体で、今回の訪問では代表者の挨拶の後、統括ディレクターのキニー氏(右写真の左)・ディレクターのリチャードソン氏(右写真の右)から説明を質疑応答が行われました。
国立水準・技術研究所(NIST)国立水準・技術研究所(NIST)国立水準・技術研究所(NIST)国立水準・技術研究所(NIST)全米中等校長会(NASSP)全米中等校長会(NASSP)
2011.10.26  
午前中ホテル内にてオリエンテーション(ホテル会議室)
午後、連邦教育省・初等中等教育局訪問し、Ms.Sambia Shivers-Barclayからアメリカにおける学校評価/改善の取り組みに関する講義及び質疑応答。
その後、ホテルに戻りながら国会議事堂・リンカーン記念堂等を見学しながらホテルに戻る。
教育省の外観教育省の外観アメリカ教育省のミッション教育省のミッション(庁舎内)国会議事堂国会議事堂リンカーン記念堂リンカーン記念堂
2011.10.25  
本日、成田空港に集合し、全員集合してアメリカ合衆国の首都ワシントンDCへ出発しました。予定時刻が早まり、15:45に出発しました。機内に病人が発生したというので、到着時刻も早まり14:43に到着しました。
出国手続きに結構時間がかかってしまいましたが、何とか無事ワシントンDCに到着しました。
SANY0004.jpg搭乗するUAの飛行機SANY0011.jpg空港着陸前の景色